自己流の勉強をガムシャラにやっているうちに、受験シーズンが到来しました。
偏差値30台からたった数ヶ月の勉強しかしていないので、希望する大学に合格する見込みはありませんでしたが、本番である来年のために「思い出作りの記念受験」ではなく「本気の練習」をしようと、いくつかの大学に願書を提出しました。
今回は、そんな頃の話を書きたいと思います。
記念受験で本番を練習に
ガムシャラに勉強を続けるうちに、冬が来ました。
私は「大学入試を経験」するため受験しました。
当時の学力では、受からないことはわかっていましたが、
「本番を使って練習するまたない機会」だったからです。
私は、東大、早稲田、中央大の法学部を志望していたのですが、
次の理由で近場の大学を受験することにしました。
(でも、可能であれば志望校を受けるのがベストでしょうね)
・東大はセンター試験で足きりされ、二次試験を受けられない
・東京は遠い(私は当時山口県に住んでいた)
傍から見たら記念受験だったのかもしれません。
が、一点でも多く点数を取ろうとヤマを張ってみたり
少しでも知識を詰め込もうと勉強をしたことを覚えています。
「本番を使って追い込みをかける練習する」またとない機会ですしね。
また、自分なりに来年のシミュレーションが
できそうな学校を出願先を選びました。
具体的には、次の目的を持って受験する大学を決めました。
(1)東大入試に雰囲気の近い大学を受ける
(2)国公立大学の後期試験の雰囲気を味わう
(3)早大や中大の入試の雰囲気に近い大学を受ける
(4)私大の地方試験(来年併願校として受験するため)の練習
まず、(1)ですが九州大学法学部を選びました。
二次試験の科目が多く、東大と同じ旧帝大だったからです。
次に(2)ですが、北九州大学(現北九州市立大学)を選びました。
これは、自宅から最も近い法学部だったのが理由です。
そして(3)ですが、福岡大学法学部を選びました。
近場で学生数が最も多い私大だったからです。
当時、早稲田大学の学生数が4万人、中央大学が3万人、福岡大学が2万人だったので、
ここならマンモス私大の入試の雰囲気を味わえると考えました。
最後に(4)ですが、同志社大学法学部と関西大学法学部を選びました。
関西の私大は、次の理由で来年の本番でも併願校として受験することを決めていたからです。
・東京の私大より早い時期に入試があるので上京前の腕試しとなる
・予備校等で入試が行われるため緊張しないだろう
どうせ来年も受けるのなら、今年も練習しておこうという考えました。
結果は下記の通りです。
九州大学法学部(×)
北九州大学法学部(×)
同志社大学法学部(×)
関西大学法学部(×)
福岡大学法学部(×)
全滅ですが、勉強を始めたばかりなので
「そりゃそうだそうな」というのが正直な感想です。
また、当時、印象に残っているのは、
九大の二次試験でヒマすぎて困ったことです。
全くわからなかったからです。
解き方がわからないのではなく、
何を問われてるのかもわかりませんでした。
とは言え、実際の大学の教室や試験官の先生方、
本気で問題を解いている周囲の受験生の雰囲気を味わえたことは
次の年の受験に役立ったと思います。
あとは、会場周辺で配られている
学生向けのアパートやマンションのパンフレットが
後のイメージトレーニングに役立ちました。
こうして、 本番を使った練習は終わりました。
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