大検に合格した10月から、受験勉強をスタートしました。
今回は、この頃行っていた勉強について書こうと思います。
これ以前の話は次の記事に書いたので、良かったら参考にして下さい。↓
10月~3月の勉強でやったこと
受験の本番は再来年の2月とし、翌年4月から予備校に通うことに決めていました。
ですから、10月~3月は予備校への準備期間と位置付けて勉強を進めました。
この頃の勉強方針
この頃の勉強方針は次の通りです。
- 「予備校の授業を最低限理解できる学力」に引きあげる勉強をする
- 成績を上げるために学習時間が必要な英数国3科目を集中的にやる
- 大学受験に慣れるため、模試・本番の入試を受験してみる
- 独学で勉強する
各教科の勉強時間配分
この記事で立てた計画通りに、英語・数学・国語を中心に勉強しました。
各教科の勉強にかけた時間は、次のような感じです。
英語>数学>>国語
ちなみに、英語に一番時間をかけたのは、国立・私立どちらでも最重要科目だからです。
この頃勉強した参考書・問題集の量
この頃は、次の分量の参考書・問題集を勉強しました。
教科 | 勉強したもの |
---|---|
英語 | ・総合英語の参考書×1 ・英文解釈の参考書×3 ・英語構文集×3 ・基礎的な英単語集(600語)×1 ・基礎的な英熟語(300語)×1 |
数学 | ・易しめの大学受験用参考書×3 |
現代文 | ・現代文問題集×2 |
古文 | ・大検の古典テキスト復習 ・古文問題集×2 ・古文単語集(200語)×1 |
漢文 | ・大検の古典テキスト復習 ・漢文の句法の参考書×1 ・漢文の薄い問題集×1 |
この他に、センター試験の1ヶ月前くらいから、大検のテキストを使って日本史と生物の復習をしました。
勉強のペース
この頃の、勉強時間は一日6~10時間くらいです。
予備校に通い始めてから、勉強時間はもっと増えましたが、
この頃は体力的にこのくらいが限界でした。
また、「数日だけ猛勉強をして後は休む」のではなく、「一定のペースで淡々と勉強を続けること」を目標としていました。
予備校に通ったら、一定のペースで勉強を続けなければならないからです。
この頃は、通学するためのリハビリ期間だったとも言えます。
最初に立てた計画は修正していきました
勉強法の本を参考に立てた最初の計画は、修正していきました。
なぜなら、こうした本は「平均的な高校生」向けに書かれているからです。
例えば、当時読んでいた勉強法の本によると、
英単語は次のような理由で、受験勉強の後半にやった方が良いと書かれていました。
- 英単語は勉強してもすぐに忘れてしまう
- 英単語は英文中で覚えた方が記憶に残りやすい
「平均的な高校生」や「平均よりもちょっと勉強が苦手な受験生」には、
このアドバイスは正しいのだろうと思います。
けれども、高校にほとんど通ってない私の場合は、
平均的な受験生が知っているはずの英単語を全く知りません。
このため、たった1行の英文でも、知らない単語が沢山あり、
辞書を何度も引く必要がありました。
その結果、勉強の進度が異常に遅かったのです。
本の通りのアドバイスは、私には合いませんでした。
ですから、辞書を引く回数を減らすために、
基礎的な英単語・英熟語を先に暗記してしまうように、計画を変更していきました。
その結果、勉強のスピードがどんどん上げったのです。
このように、実際に勉強を始めてみると、
机上の計画通りに進まないことがしばしば現れます。
そんな時は、計画の見直しを考えた方が良いかもしれません。
やる気・モチベーション
この頃のモチベーションは、かなり高かったように思います。
なぜなら、次のように少しずつ小さな自信を積み上げてきたからです。
- 寝たきりの状態⇒少し動けるようになる
- バリケード部屋で引きこもり⇒部屋から出られるようになる
- 家から出ることができない⇒外出できるようになる
- やる気も集中力もないため1秒も勉強していない⇒大検のために4ヶ月勉強を続けることができた
- ニート⇒大検に合格して大学受験資格を得た
この頃は、着実に進歩していることを感じ始めていました。
そして、勉強を投げ出したくなる時は、
寝たきり状態から少しずつ今の状態まで漕ぎつけたことを思い出して、
「ここまで来れたのだから大丈夫だ。絶対できる」と心を奮い立たせていました。
ある本との出会いで、やる気が加速する
たった3ヶ月で偏差値を60上げた人がいる
この頃読んだ、ある本のとの出会いで、やる気はさらに上がりました。
その本とは、『おまえはバカじゃない』(吉野敬介著)です。
この本に書かれていた、次のような内容に強い衝撃を受けました。
- たった3ヶ月で国語の偏差値を23から86まで上げて、全国3位をとった
- 偏差値が英語23・国語25・日本史24から、4か月の勉強で大学に合格した
- 平均して1日20時間勉強をした
それまでの私は、「偏差値を10上げることすら難しい」と考えていたので、
「偏差値が60上がった」という話を読んで、衝撃を受けました。
「偏差値が60になった」のではなく、「60ポイント上がる」のです。
しかも、たったの3ヶ月で。
また、「人は一日に20時間も勉強できる」ということにもショックを受けました。
なぜなら、猛勉強といっても「せいぜい10~12時間勉強した」
という話しか聞いたことがなかったからです。
読書後に考え方が変わる
この本を読んだ後、次のように思い始めました。
自分も真剣に長時間勉強をすれば、本当に志望校に受かるかもれない
そして、次のように考え方が変わったのです。
以前の考え方 | 読書後の考え方 |
---|---|
ベストは尽くすつもりだ。でも入試まで残された時間がない・・・ | たった、4か月で大学に合格した人もいる。自分はその人よりも勉強に多くの使えるのだから、やればできるはずだ。 |
自分は頭が悪い。体調不良の影響で頭の働きが落ちてしまった。でもベストは尽くそう。 | 偏差値20台から大学に合格した人がいる。頭の働きが悪いことなど無視しよう。やればできるはずだ。 |
精一杯やっているが、偏差値を10上げることすら難しい。 | たった3ヶ月で偏差値を60上げた人がいる。だったら、自分も偏差値を20~30上げることはできるはず。 |
今日は6時間も勉強ができた。今日はよく頑張ったな。 | 1日に20時間勉強した人もいる。その半分の10時間くらいは勉強できて当然だ。 |
補足
こういう本は、当時の私のように「既にやる気が出てきている人」が読むと、
さらにやる気を出すカンフル剤の役割を果たすと思います。
でも、やる気がまだ育っていない人が読むと、
「自分にはそんなことは無理だ」と思えてしまうかもしれません
そんな時は、ここに書いたように、まずは小さい成果や自信を積み上げていきましょう。
「1時間勉強した」「三日坊主だけと勉強した」とか、何でもいのです。
「今までやっていなかったこと」や「今までできなかったこと」を
少しずつやっていきましょう。
そうすると、初めは小さかったやる気が、
気がつくと雪だるまのように大きく育っていきます。
以上です。
この記事の続きは、次のページに書きした。↓
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