晩秋にスランプが訪れました。現役生が急激に伸びてくることを知っていたため、こうなることは予想はしていましたが、辛い時期だったことを覚えています。
スランプの克服
夏休みが終わり、勉強の成果が現れてきました。
苦手だった英語も国語も
10月には偏差値70を超えるようになっていました。
あとは、日本史のレベルを上げるだけです。
全て計画通りに進んでいるように思えました。
が、入試も近づいた11月のマーク模試で
英語の偏差値が50台、
国語にいたっては40台まで落ちてしまったのです。
体調がボロボロになってきたこと、
追い込みをかけてきた現役生が伸びてきたこと、
成績が伸びてきた自分に慢心していたこと等、
色んな理由が頭に浮かびました。
とにかく、目前に近づいていた合格が急に見えなくなったのです。
なんとかしなければなりません。
今までの努力は何だったのだろうと
腹が立ちましたし落ち込みもしました。
でも、私にはそんな気分に浸る暇がありませんでした。
合格するには、とにかくやるしかなかったからです。
そこで、行ったのは原因の分析です。
まず、気づいたのは
「実力は落ちていないが、それが得点力に結びついていない」ということです。
では、なぜ得点に結びついていないか?
それは、次の理由であることがわかりました。
- 試験時間の配分が下手で、時間不足になる
- スピードが遅いため、時間不足になる
- 選択肢の落とし方に一定ルールを持っていない
課題がわかれば対策をとるだけです。
そこで、次のようなことを行いました。
- 問題を解く前に設問ごとの時間配分を決める(時間配分対策)
- 英文を「返り読み」せずに「先頭から読み下していく」方法の習得(スピードアップ)
- 英語と国語に「パラグラフリーディング」を使う(スピードアップ)
- 選択肢の研究
- 選択肢だけで解答を出す方法を習得する
こうして、完全ではないながらも
スランプを克服することができました。
ここで強調したいのは、
「スランプは誰にでもある」ことと、
「決してあきらめてはならない」という事です。
もし、今あきらめたら、
ここまでの努力が勿体ないじゃないですか。
それに、これまで努力してきた自分に失礼です。
落ち込んでいる時間があるのなら
成績が落ちた原因を考えましょう。
そして、それがわかれば徹底的にツブしていくだけです。
最後に、私が落ち込んだ気持ちへ対処する時の方法をご紹介します。
それは、「落ち込んだ気持ち」を別の人間の感情だと思って無視し、
「できると思う気持ち」を自分の本当の感情だと信じることです。
いよいよ入試の本番を迎えました。
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