高認の勉強方法は?独学のやり方や、通信教育・予備校・塾・サポート校・家庭教師のメリットとデメリットを解説します。
高認の勉強方法
高認の勉強法には、「予備校・塾・サポート校」「家庭教師・個別指導塾」「通信教育」「独学」の4つのパターンがあります。
これから、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。
あなたにあった方法を選ぶ参考になると嬉しいです。
予備校・塾・サポート校
高認の予備校・塾・サポート校のメリットとデメリットは次の通りです。
メリット
- 授業回数が多いので、自己管理が苦手な人でも、勉強が続けやすい
- 高認のためのカリキュラムが組まれているので、無駄な勉強をせずに済む
- 先生に直接質問できるので、わからないことを解消しやすい
デメリット
- 学費が高め
- 大きな都市にしか学校がない
- 他の生徒に合わせて授業が進むため、自分のペースで勉強できない
家庭教師・個別指導塾
高認の家庭教師・個別指導塾のメリットとデメリットは次の通りです。
メリット
- わからないことを直接聞ける
- 自分だけのカリキュラムを組んでもらえる
- 他の生徒に合わせる必要がないので、自分のペースで勉強できる
デメリット
- 学費が高め
- 授業の回数が少ないので、授業以外の時間は自分で勉強しなければならない
- 自分で勉強する意欲が低い人には向かない
学費を抑えるためには、苦手科目や独学が難しい科目(数学や英語など)だけに絞るのも手です。
通信教育
高認の通信教育のメリットとデメリットは次の通りです。
メリット
- 学費が通学より安い
- 高認に特化した教材が手に入る
- 高認のためのカリキュラムが組まれているので、無駄な勉強をせずに済む
- 自分のペースで勉強できる
- 試験直前に申し込んでも、本人の努力や学力次第で間に合わることが可能
デメリット
- 学習意欲がない人は、教材を購入しても全く勉強しない可能性がある
- わからないことが、学校に通う場合よりも質問しにくい
独学
高認の独学のメリットとデメリットは次の通りです。
メリット
- お金が最もかからない
- 他の生徒に合わせる必要がないので、自分のペースで勉強できる
デメリット
- とっかかりがないので、何をやればいいかわからない
- 高認に特化した教材が手に入りにくいので、無駄な勉強をする可能性がある。
- 意欲がないと、全く勉強しないままで終わる可能性がある
- わからないことを質問できない
私や周りの人はどうやって高認(大検)の勉強をしたか?
私は通信教育で大検(高認)の勉強をしました
私は、大手資格試験予備校がやっていた大検(高認)の通信教育を利用しました。
通信教育を選んだ理由
大検(高認)の勉強に通信教育を選んだ理由は、次の理由です。
- まだ引きこもりから完全に脱出できておらず、知らない人に会うのが怖かった
- 予備校に通うと、片道1時間はかかってしまう
- 試験まで時間がなかったので、学校に通って勉強する余裕がなかった(申込時点で試験の4ヶ月前。勉強開始は試験の2ヶ月前)
以上の理由で、通信教育で大検(高認)の勉強することにしました。
教材の内容
私が使っていた大検(高認)教材の内容は、次の通りです。
- 授業を収録したビデオ(各科目90分~2時間程度)
- 薄いテキスト(50ページ程度)
- 通信添削10回
- 模試1回
- オマケでもらった科目別の大検用参考書(100ページ程度)
ちなみに、この教材が届いた時、「本当にこの分量で大丈夫なの?」と感じました。
テキストは薄いし、ビデオの収録時間も短かったからです。
けれども、その教材で合格できたのですから、十分だったのだと思います。
高認の勉強は、専用に作られた教材で行うのがオススメ
高認は8科目に合格しなければなりません。
そのためには、試験までに残された時間を、上手く8科目に振り分けていく必要があります。
この時、高校生向けの参考書や大学受験向けの教材を使うと、次のようなことが起こる可能性があります。
- 勉強すべき量の多さに圧倒され、挫折してしまう
- 勉強すべき量が多すぎて、試験本番までに時間が足りなくなる
高校生向けの参考書や大学受験向けの教材は、高認受験に使うには難しすぎるし、分量が多すぎるのです。
こうした事にならないよう、高認受験用には、高認に出る情報だけが過不足なく盛り込まれた、専用教材を使うのが良いと思います。
高認専用教材を手に入れる手段として、通信教育を利用するのはオススメです。
高認の通信講座で学費を節約する方法
高認で必要な全科目を通信講座に申し込むのではなく、次のように通信講座と独学を組み合わせると学費を節約することができます。
私は実際にこのやり方で勉強しました。
- 初めて学ぶ科目・苦手な科目:通信講座を受講する
- 得意科目:参考書や問題を使って独学する
それから、私の勉強方法の詳しい内容は、次の記事にまとめました。
良かったら参考にして下さい↓
次に、独学の勉強法の事例を一つ紹介します。
独学で高認に合格した人のやり方
私の親戚に、進学校を1年で中退して、昨年(2019年)高認に合格した子がいます。
その子は次の教材(参考書+過去問+動画教材)を使って独学で勉強していました。
その子が使った高認の教材
ジャンル | 教材名(会社名) | 対応する教科 |
参考書 | しまりすの親方式高認文系学習室(学びリンク) | 英語・国語・世界史A・日本史A・地理A・現代社会 |
しまりすの親方式高認理数系学習室(学びリンク) | 数学・科学と人間生活・物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎 | |
過去問 | 高卒認定3年過去問1 主要3科(声の教育社) | 英語・数学・国語 |
高卒認定3年過去問3 社会系(声の教育社) | 日本史A・日本史B・世界史A・世界史B | |
高卒認定3年過去問4 理科系(声の教育社) | 化学と人間生活・生物基礎・化学基礎 | |
動画教材 | 勉強サプリ(リクルート) | 中学生・高校生向けの内容で高認には非対応 |
その子の高認の勉強のやり方
- 高認の社会科目は「しまりすの親方式」が対応している「A」を選択
- 「しまりすの親方式」を参考書として使用し、過去問を繰り返して勉強
- 勉強サプリは、高認に直接は対応していないため、中学の英語や数学の復習と、高校の範囲で理解しにくい部分を補足するために使用
以上です。
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