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高認の仕組み・申込方法について

高卒認定

高認に合格したら何ができるのか?どんな人が受験しているのか?
受験資格・試験のスケジュール・試験科目など、受験前に知っておきたいことをまとめました。

目次

高認とは

高認は、高校等を卒業していない人のために、「高校を卒業した人を同等以上の学力があるかどうか」を文部科学省が認定する試験です。

ちなみに、正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」と言い、高卒認定と呼ばれることもあります。

現在は、夏と秋の年2回実施されています。

高認と大検の違いとは?

大検は、高認の昔の名称です。

合格に必要な科目数や試験の日程が違いますが、同じものだと考えて差支えありません。
高認と大検という別々の試験が存在するわけではありません。

高認に合格したら何ができるのか?

高認に合格すると次のことができるようになります。

  • 大学・短大・専門学校の受験資格が得られる
  • 就職や資格試験に活用できる
受験可能な国家資格(一部抜粋)
幼稚園教員資格認定試験、保育士試験、第一種衛生管理者免除試験、1級土木施工管理技術検定試験、1級電気工事施工管理技術検定試験、国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)、税務職員採用試験、裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務菅、高卒者区分)など

どんな人が受験しているのか?

平成30年度の受験者の内訳は次の通りです。高校中退者が半数を占め、定時制通信制高校在学者、中卒者と続きます。

中卒 14.2%(3,429人)
高校中退 50.2%(12,122人)
全日制高校在学 10.8%(2,607人)
定時制・通信制高校在学 19.0%(4,591人)
高専中退 1.1%(277人)

出願者数と合格者数

平成29年度の全科目の合格者数は、次の通りです。

出願者数 24,151人
合格者数 9,224人
合格率 38%

ちなみに、出願者数とは「申込した人数」のことです。私の想像では「様々な事情で申込をしたが受験しなかった人」も結構いるのではないかと思います。このため、「実際に受験した人の合格率」はこれより高いのではないかと考えています。

受験資格

高認を受験できる人

受験しようとする試験の日が属する年度の終わり(令和2年度試験については、令和3年3月31日)までに満16歳以上になる人が受験できます。

高認を受験できない人

高校卒業者や大検・高認合格者など、既に大学入学資格を持っている方は受験できません。

試験の免除

次のような人は、高認の試験科目を一部免除できる場合があります。

  • 高校、中等教育学校に通っていた人
  • 高等専門学校に通っていた人
  • 英検、数検、歴検などの資格を持っている人

免除についての詳細は、次のページで解説されています。
文部科学省・高認 免除要件

試験のスケジュール

高認の試験は年2回、夏と秋に行われています。

令和2年度第1回高等学校卒業程度認定試験日程

受験案内 令和2年4月6日(月曜日)配布開始
出願期間 令和2年4月6日(月曜日)~5月12日(火曜日)※5月12日の消印有効
試験日 令和2年8月12日(水曜日)、8月13日(木曜日)
結果通知 令和2年9月8日(火曜日)発送予定

令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験日程

受験案内 令和2年7月20日(月曜日)配布開始
出願期間 令和2年7月20日(月曜日)~9月14日(月曜日)※9月14日の消印有効
試験日 令和2年11月7日(土曜日)、11月8日(日曜日)
結果通知 令和2年12月7日(月曜日)発送予定

出願期間(申込期間)を過ぎると、受験の申込ができません。手続きに間違いがないよう、最新の試験日程・出願方法は、必ず文部科学省の公式サイトで確認するようしましょう。

試験科目

教科 試験科目 合格要件
国語 国語 必修
数学 数学 必修
外国語 英語 必修
地理歴史 世界史A 2科目のうち1科目選択
世界史B
日本史A 4科目のうち1科目選択
日本史B
地理A
地理B
公民 現代社会 現代社会1科目
or
倫理+政治・経済の2科目
倫理
政治・経済
理科 科学と人間生活 化学と人間生活+物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から1科目=合計2科目
or
物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から3科目
物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎

合格要件・合格ラインの点数

高校の単位を取得してない場合(中卒・高1で中退)の合格要件

中卒や高1で中退した人など、高校の単位を取得していない人は「必修科目全て+選択科目」の全て(8~10科目)に合格する必要がありあす。

高校の単位を取得している場合(高2・高3で中退)の合格要件

高2や高3で中退した人など、高校の単位を取得している人は、一部の試験科目が免除される可能性があります。この場合は、残りの科目に合格すれば、最終合格となります。
試験の免除について

1回の試験で全ての科目に合格する必要はありません

高認は、全ての科目に合格する必要がありますが、1回の試験で全ての科目に合格する必要はありません。

一部の科目が不合格になった場合も、再度試験を受けて残りの科目に合格すれば、最終合格者となることができます。

このため、次のように色んな方法で合格することが可能です。

  • 1回の試験で全ての科目に合格する。
  • 夏に試験を受けて、秋の試験で残りの科目に合格する。
  • 1年目に試験を受けて、2年目以降に残りの科目に合格する。

合格ラインは何点くらい?

高認の合格ラインは公表されていませんが、40点~45点あたりと言われています。

受験料

高認の受験料は次の通りです。科目数に応じた収入印紙を願書に貼付けて提出します。

高認の受験料(収入印紙)

  • 7科目以上受験:8,500円
  • 4科目以上6科目以下受験:6,500円
  • 3科目以下受験:4,500円

Q.収入印紙はどこで買える?

高認の願書に貼り付ける、収入印紙は郵便局・郵便切手類販売所・印紙売りさばき所・一部のコンビニエンスストアで販売しています。

ただし、コンビニでは200円の収入印紙しか販売されていないことが多いので、郵便局に行くのが良いと思います。

高認の申込方法

高認の試験を受験するためには、文部科学省に願書(申込用紙)を提出する必要があります。

そして、願書は受験案内に同封されていますので、まずは受験案内の取り寄せを行いましょう。

受験案内の取り寄せ方

受験案内の入手方法は下記の3通りあります。

  • 配布場所に直接受験案内を受け取りに行く
  • ネット(PC・スマホ)で受験案内を郵送取り寄せする
  • 電話で受験案内を郵送取り寄せする

高認の受験案内の入手方法については、次のページに詳しく書きました↓

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高認の情報収集方法

高認の情報収集は、最も正確な情報が得られる公式サイトで行うことをオススメします。
以下に、公式サイトのリンクをまとめました。

情報収集先

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