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高校中退・中卒から大学受験資格を得る方法

昔の私のように、高校を中退した人や中卒の人は、
そのままでは大学を受験する資格がありません。

そこで、この記事では、どうすれば受験資格を得られるのかを説明していきます。

目次

大学受験資格は誰に与えられるのか?

最初に結論から書くと、昔の私のように、高校中退や中卒のままでは、大学を受験する資格がありません。
大学を受験できるのは、次のような人になります。

  • 高校卒業者と卒業見込者
  • 高校に相当する学校の卒業者と卒業見込者
  • 高卒認定(大学検定)合格者と合格見込者

では、文部科学省のサイトを見てみましょう

文部科学省公式サイトにはこのように書いてあります

文部科学省のサイトには、
大学入学資格は以下のいずれかに該当する人に認められると書かれています。

  • 高等学校又は中等教育学校を卒業した者
  • 特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者
  • 外国において、学校教育における12年の課程を修了した者(12年未満の課程の場合は、さらに、指定された準備教育課程(文部科学大臣指定準備教育課程一覧)又は研修施設の課程を修了する必要がある。)
    ※「外国において、学校教育における12年の課程を修了した者」とは、「外国の正規の学校教育における12年目の課程を修了した者」という意味です。修了した課程が正規の学校教育であるか、何年目の課程であるかはそれぞれの国の大使館等にお問い合わせください。
  • 外国における、12年の課程修了相当の学力認定試験に合格した18歳以上の者(12年未満の課程の場合は、さらに、指定された準備教育課程又は研修施設の課程を修了する必要がある。)
    ※合格した学力認定試験が12年の課程修了相当の学力認定試験であるかどうかはそれぞれの国の大使館等にお問い合わせください。
  • 外国において、指定された11年以上の課程を修了したとされるものであること等の要件を満たす高等学校に対応する学校の課程を修了した者
  • 我が国において、外国の高等学校相当として指定した外国人学校(我が国において、高等学校相当として指定した外国人学校一覧)を修了した者(12年未満の課程の場合は、さらに、指定された準備教育課程を修了する必要がある。)
  • 高等学校と同等と認定された在外教育施設の課程を修了した者
  • 指定された専修学校の高等課程(文部科学大臣指定専修学校高等課程一覧)を修了した者
  • 旧制学校等を修了した者
  • 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベルを保有する者
  • 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設(国際的な評価団体認定外国人学校について)の12年の課程を修了した者
    ※CISの旧名称であるECISの認定を受けた外国人学校の12年の課程を修了したものについても入学資格が認められます。
  • 高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した者(なお、18歳に達していないときは、18歳に達した日の翌日から認定試験合格者となる。)
  • 大学において個別の入学資格審査により認めた18歳以上の者

引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111314.htm

これによると、大学受験資格は「高校卒業者」「特別支援学校の高等部卒業者」「高専の3年次修了」「指定された高等専修学校の高等課程修了者」「高卒認定(大学検定)合格者」などに与えられることになります。

したがって、高校を中退した人や中卒の人が、大学を受験するには「高認に合格する」か「高校やそれに相当する学校に再入学・編入して卒業する」必要があります。

大学受験資格を得る方法

パターン1:高卒認定に合格する

大学受験資格を得る方法の一つ目は、高認に合格することです。
私は、こちらの方法を使いました。
高認のメリットとデメリットは次の通りです。

メリット ・大学受験資格を得るまてのスピードが早い。
・試験に合格すれば良いので、最短で1年で可能
デメリット ・合格しても、最終学歴は高校卒業とはならない。

 

パターン2:高校に編入・再入学して卒業する

大学受験資格を得る方法の二つ目は、高校に編入・再入学して卒業することです。
高校を卒業するメリットとデメリットは次の通りです。

メリット ・卒業すれば、最終学歴が高校卒業になる。
デメリット ・大学受験資格を得るまでのスピードが遅い。
・卒業するまでに3年はかかる。
(別の高校に編入して単位を引き継げば、短縮できることもある)

「高認」と「高校再入学・編入」はどちらが良いか?

どちらが良いかは、ご自身の好みで選べば良いと思います。
私なら、上記のメリットとデメリットを考慮して、次のように選びます。

大学・専門学校などに進学する人

大学や専門学校に進学する予定の人は、「高認」「高校に再入学・編入」どちらでも良いと思います。

できるだけ早く進学したい人は、高認がオススメです。

高卒の学歴が欲しい人・進学せずに就職する人

高卒の学歴が欲しい人や、大学・専門学校に進学せずに就職する予定の人には、
高校への再入学や編入をオススメします。

なぜなら、次のように高認は高卒の学歴にはならないからです。

参考:高認合格は高卒の学歴になるの?

文部科学省の高認公式サイトには次のように記載されています。

Q.高等学校卒業程度認定試験に合格すると、最終学歴は高等学校卒業になるのですか?

A.なりません。合格者は高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められますが、高等学校を卒業しなければ最終学歴は高等学校卒業とはなりません。

引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/05030703/001.htm

したがって、高卒の学歴が欲しい場合や、応募条件が「高卒以上」の企業に就職を考えている場合は、高校への再入学や編入をオススメします。

全日制の普通高校に通うのは厳しいという人は、通信制高校・通信制高校のサポート校・定時制を検討すると良いでしょう。

ただし、高認合格後に、大学や専門学校に進学する場合は、受験資格が早く得られる高認がオススメです。
(大学や専門学校を卒業すれば、最終学歴は大卒や専門卒になるので、企業の応募条件を満たすことができる。)

学校に通う時間的な余裕がないが、一歩踏み出したい人

試験を受けるだけで済む高認をオススメします。

私の時代は、高認ではなく大検という名前でしたが、
試験に合格することで自信がつきましたし、合格後は周りの目も変わったように思います。

そして、高認に合格すると次のようなメリットもあります。

  • 国家試験の受験資格で高卒者と同等に扱われる
  • 国家公務員高卒者試験で、高卒者と同等に扱われる
  • 採用試験において高卒者と同等に扱う企業もある

周りの人や就活においても、努力したことを評価してくれる人はきっといるでしょうし、
一歩踏み出したことで、人生が良い方向に展開していくのではないかと思います。

ですから、色んな事情で学校に再び通うことが難しい人にも、高認はオススメです。

私が高認(大検)を選んだ理由

ちなみに、私は高認(当時は大検と呼ばれていた)を選びました。
それは次の2つの理由からです。

学校に通える状態ではなかったから

高認(大検)を選んだ理由の一つは、
まだ学校に通える状態ではなかったからです。

この頃の私は、引きこもりから完全に脱していませんでした。

見知らぬ人がいる場所に行くことを、怖く感じていたのです。
このため、学校のような場所に通うのはまだ難しい状態でした。

けれども、試験を受けるだけで済む高認(大検)なら、
自分にもできそうだと考えたのです。

できるだけ早く大学受験資格を得たかったから

高認(大検)を選んだ理由の二つ目は、
できるだけ早く大学受験資格を得たかったからです。

今から高校に入りなおすと、最低3年かかりますが、
高認(大検)なら最短で1年で取得できる点も決め手になりした。

上記の内容は、この記事を書いた時点での情報です。手続きに間違いがないよう、必ずご自身で公式サイトで最新の情報を確認してください。

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