今回は、ニートを脱出して、勉強を始める前に起こったことと、
その頃私がどんなことを考えていたのかを書いてきたいと思います。
これ以前の話は次の記事に書いたので、良かったら参考にして下さい。↓
勉強を再開するきっかけになったこと
東京で本物の大学を見てきたこと
ある日、親から「気分転換に東京旅行に行ってきたら?」と言われました。
東京には親戚が住んでいたので、小学生の頃は毎年遊びに行ってましたが、
中学以降は久しく行っていません。
そして、この頃は知人に合わない場所であれば、出かけられるようになっていたので、
思い切って行くことにしました。
この旅行では、新宿・浅草・横浜などを一人でまわりました。
そして、目的地の一つが湯島天神でした。
湯島天神に行こうと思ったのは、
大検の情報収集中に読んだ合格体験記に
「合格祈願に湯島天神に行った」というエピソードが書かれていたからです。
それを読んで「今後、大検の受検も考えているし、自分も合格祈願に行ってみようか」
そんな感じで決めたことを覚えています。
そして、湯島天神への経路を調べると、近くに東京大学があることがわかりました。
私は、それまで大学のキャンパスを見たことがなかったので、
「大学がどんなところか知りたい。せっかくだから実物を見ておこうか」
そんな感じで、湯島天神の帰りに東大本郷キャンパスを見てまわったことを覚えています。
ちなみに、東大では次のような場所を見てまわりました。
- 各学部の建物を見てまわる
- 合格発表掲示板が設置される場所を見る
- 学食で昼ごはんを食べる
- ベンチに座って大学生になったつもりになる
このことは、後にイメージトレーニングする際に役立ったと思います。
そして、自分も大学に入るなら、この日見た東大のように「歴史のある校舎が並んでいて、時計台のあるキャンパスで学んでみたいなぁ」と思ったことを覚えています。
この日をきっかけに、「大学に入学したい。大学生になりたい」という気持ちが、さらに強まりました。
本物の大学を見て、自分もこんなキャンパスで大学生活を送ってみたいと思ったこと
中学・高校の部活の先輩Aさんに会ったこと
前に書きましたが、不登校になったばかりの頃、
心配した友人が何度も家に来てくれました。
けれども、次第に来る人はいなくなっていきました。
何度来ても、私が会おうとしなかったからです。
そんな中、中学・高校の部活の先輩Aさんは、
その後もずっと訪問し続けてくれました。
ただし、私は会うことができなかったので、
Aさんと私の親が話をして、親づてにAさんの話を聞くというスタイルです。
そして、不登校になって1年半たった頃でしょうか、
Aさんが、東京に引っ越すことを伝えにきてくれました。
大学への進学が決まったからです。
私はこの時も、いつものように「会わせる顔がない」と、断ろうと考えていたのですが、
- この機会を逃すと、二度と先輩と会うことはないのかもしれない。
- 今までのことを謝ることチャンスは、二度と無いかもしれない。
そう考えて、勇気を振り絞って会うことにしました。
頭が真っ白になったので、その時何を話したかはよく覚えていません。
おそらく、上手くしゃべることができていなかったと思います。
長い間、人とまともに話していなかったからです。
けれども、先輩と会うことができたおかげで、
カチカチに固まっていた心がほぐれたように思います。
勇気を出して人と会って、心のしこりがほぐれたこと
高校の部活の仲間と再会したこと
その後A先輩は、夏休みに帰省した時に、
高校の部活仲間を5人くらい連れてきてくれました。
この頃は、A先輩と初めて再会した時よりも、
落ち着いて会うことができたことを覚えています。
私は彼らに対し、これまでのお詫びをやっとすることができました。
その後は、音楽の話や他の部活のメンバーの近況とか、
そんなことを話したように思います。
その時、私は話を聞きながら、次のようなことを考えていました。
- 来年には彼らも大学に進学してしまうのだな。
- このままでは、取り残されてしまう。何とかせねば。
なぜなら、彼らは既に高校3年生になっていたからです。
この出来事は「自分も変わりたい」という気持ちに火をつけてくれたように思います。
高校の同級生に再会して、取り残されたくないと感じたこと
中学の後輩にも再会したこと
別の日に、A先輩は中学時代の部活の後輩を5~6人連れてきてくれたこともありました。
(中学時代、私は吹奏楽部の部長をしていたので、後輩たちと仲が良かったのです。)
この時も、とりとめもない話をしていたように思いますが、
会話をしながら、次のように考えていたことを覚えています。
- 後輩たちに、カッコ悪い姿は見せられない。
- 自分を変えなければ、なんとかせねば。
後輩に会ったことでも、心にさらに火がついたように思います。
中学時代の後輩に再会して、カッコ悪い姿は見せたくないと思ったこと
この記事の続きは、次のページに書きした。↓
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