本格的に受験勉強を始める前に、部屋の改造も行いました。
今回は、どうやって自室を「勉強に集中できる部屋」へ変えたのかを書こうと思います。
これ以前の話は次の記事に書いたので、良かったら参考にして下さい。↓
自分の部屋で勉強が進まない理由は何か?
予備校に通う前、私は自宅で勉強していたのですが、
思ったように勉強が進みません。
そこで、原因を考えると、次の2つが問題だということに気づきました。
昼寝をしたら何時間も過ぎている
まず、「昼寝をして何もしないまま何時間も過ぎてしまう」
ということが一番の問題でした。
そこで、何が引き金なって昼寝をしてしまうのか分析すると、
大体次のようなパターンになっていることに気づきました。
- 2~3時間勉強した後、ベッドに座って休憩をする
- 座った姿勢から横になる
- 気がつくと眠っていて、何時間か経ってしまう
- そのまま一日が終わる
気を散らせるものが部屋にあふれている
気を散らせるものが部屋中にあることも問題でした。
私は長い間引きこもり生活をしていたので、
ゲームや雑誌・PCなど、部屋の中はヒマをつぶすためのモノであふれていました。
そして、目についた雑誌をパラパラとめくるうち、1~2時間はすぐに経っていたのです。
これから、本気で受験勉強をするには、
こうした負のパターンから抜け出さなければなりません。
次に、これらの問題に対して、具体的にどんな対策を行ったのか解説します。
勉強に集中できる机の配置に変える
机とベッドをできるだけ遠くに離す
元々の私の部屋は、机とベッドが隣に並んでいました。
近い場所にベッドがあると、「ちょっと休憩しよう」という感じで、
いつもの昼寝のパターンになってしまうのです。
こうしたことにならないよう、
机からベッドまでは、歩いて移動しなければならない位置まで離しました。
ベッドに背を向けて勉強する
机に向かった時、ベッドが視界に入るとつい休みたくなってしまいます。
そうならないよう、ベッドに背を向けて勉強する配置に机を置きました。
こうすると、わざわざ振り返らない限り、ベッドは視野に入りません。
しかも、机とベッドは離れて配置しているので、
ベッドで横になるには、わざわざ立ち上がって歩いて行かなければなりません。
「ベッドでちょっと休憩」は以前より面倒になりました。
イヤな癖・習慣をなおしたい時は、それを行うためには、面倒な手順が必要となるようにするのがポイントです。
机の位置・向きを変える
机の方向も、やる気や集中力に影響している気がします。
東西南北全ての向きで机を設置してみた結果、
北向きの窓の前に設置すると、最も集中できることがわかりました。
これは、部屋によって違うので、色々試してみると良いと思います。
- ベッドではなく布団で眠っている場合は、簡単に昼寝ができないよう、布団を畳んだり押し入れにしまうと良いと思います。
- 自室の改造が難しい場合は、他の部屋(リビングリーム等)で勉強するのもオススメです。なぜなら、ベッド・お気に入りのグッズがないため、気が散りにくいからです。図書館や自習室など外に出かけて勉強するのも良いでしょう。
気を散らせるものを机から排除する
机の上には今の勉強に関係あるものだけを置く
机に向かった時、PCや雑誌など勉強に関係ないものが目に入ると、気が散ります。
そこで、机の上には、電気スタンド・本立て・今使っている参考書だけを残し、
他のものは片づけたり処分しました。
机の引き出しの中身を入れ替える
私の引き出しの中には、小中学校の頃のプリント・旅行で買ったキーホルダー等が
色々と入っていました。
このままにしていると、引き出しを開けた時、
「懐かしいなぁ」と考え、勉強が止まってしまいます。
ですから、元々入っていたものは片づけて、
文具・予備校のパンフなど、大学入試に関係あるものだけを入れるようにしました。
スマホも、気を散らせるきっかけになります。受験勉強が終わるまでは、勉強に関係のないアプリは削除したり、SNSやメールの通知も切っておいた方が良いと思います。
椅子・照明を変える
椅子を買い替える
今まで使っていた椅子は、3段階しか高さ調整ができず、
勉強ポジションがしっくりこなかったので、思い切って買い換えました。
選んだ椅子は、オカムラというオフィス家具メーカー製のものです。
勉強の環境を整えるには、椅子に一番こだわると良いかもしれません。
そして、椅子を選ぶ時は、可能なら色んな製品に実際に座って試すことをオススメします。
机や椅子の高さを調整する
机や椅子高さが合っていないと、気が散ったり疲れやすくなるので、
めんどくさがらずに、高さ調整をしてみると良いと思います。
何度か調整して、長時間座っていても、疲れにくいポジションを探してみましょう。
電気スタンドを買い替える
今まで使っていた電気スタンドの照射範囲が狭かったので、
ノートや参考書を広げた時に全体を照らすことができるものに買い換えました。
私は、机にクランプで固定するタイプのものが、机が広く使えるので好みです。
部屋から気を散らせるものを排除する
勉強に関係ないものは、部屋から無くす
勉強に関係ないものが、部屋にあると気が散ります。
雑誌を手に取ったり、ちょっとゲーム機に電源を入れたりすると、
勉強をしないまま軽く数時間は過ぎてしまいます。
そんなことにならないように、ゲーム機やPCなどは受験勉強が終わるまで
クローゼットの奥に封印しました。
決心が揺らぐことがないよう、簡単に取り出せない場所に片づけるのがオススメです。
本棚の中身を入れ替える
気が散らないように、今まで本棚に入っていた雑誌・小説は処分したり、
段ボールに入れて奥にしまいました。
そして、代わりに次のような本に入れ替えました。
- まだ使っていない参考書
- 勉強法の本
- 志望校に関する本・雑誌
勉強に関係ないものを片づけていくと
「自分も受験生になったのだなぁ」という気分が盛り上がります。
睡眠の質を高める環境をつくる
睡眠の質を高めると、頭がスッキリするので勉強に集中できます。
ですから、今までの「ただ眠りたいから寝る」という考えから
「勉強の効率を高めるために寝る」という考えに変え、次のような工夫をしてみました。
ベッドの位置・向きを変える
先ほど「机の方向がやる気や集中力に影響している」と書きましたが、
ベッドの位置や向きも眠りに影響を与えている気がします。
そこで、ベッドを色んな場所・向きに設置して寝付きの良さをチェックしました。
ちなみに私の場合は、部屋の南端にベッドを置き、頭を西側に向けて、よく眠れることがわかりました。
あなたも、大掃除や模様替えをする時などに、色々試してみると良いかもしれません。
寝具の洗濯・布団干しをこまめにする
寝具の洗濯や布団干しもこまめに行いました。
なぜなら、シーツや枕カバーが清潔だと、快適に眠れますし、
部屋の空気が爽やかになるからです。
また、太陽を浴びてフカフカになった布団は、
部屋の空気がジメジメしないので、気分が上がります。
気分が落ち込みがちの人に特にオススメします。
布団が干せない場合は、布団乾燥機を使うと良いです。
気分を下げない環境をつくる
気分が下がると、勉強する気がしぼんでしまいます。
そうならないよう、私は次のようなことを行って、
気分が上がった状態を維持するよう気をつけていました。
起きたらカーテンを開ける
私は、朝目覚めたら、すぐに電気をつけてカーテンを全開にするようにしていました。
なぜなら、薄暗い部屋にいると、気分が落ちてしまうからです。
また、朝日を浴びると体内時計を調整できるといわれているので、
寝付きが悪い人や目覚めが悪い人にも、カーテン全開はオススメです。
部屋に風を入れる
私は、雨が降った日以外は、窓を開けて勉強していました。
なぜなら、空気がジメジメしてよどみんだ部屋にいると、気分が落ちてしまうからです。
テンションが下がりがちな人は、
部屋に風を入れて換気するようにすると良いかもしれません。
こまめに掃除をする
この頃は、こまめに掃除も行っていました。
なぜなら、ホコリをかぶった部屋では気分が落ち込むからです。
落ち込んだ気分では、勉強の効率は上がりません。
ですから、私のように、引きこもりから脱出して勉強をする場合は、
できるだけ明るく清々しい部屋を維持するようにすると良いかもしれません。
「引きこもりらしくない部屋」にいたら、「引きこもりらしい心の状態」で居続けるのは難しくなるからです。
以上です。
続きはまた書きます。
この記事の続きは、次のページに書きした。↓
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