英単語の覚え方に続き、今回は英熟語の覚え方について書きます。
英熟語の覚え方
まず、英熟語集を用意してください。
まず、熟語と日本語訳を
次に、例文と例文の日本語訳を見ます。
日本語訳を手で隠して
熟語と例文の日本語訳を言えるかチェックします。
思い出せなかった時は、手をどけて訳を見ます。
以上のように、
「見る→隠す→思い出す」の流れを
何度も繰り返すのです。
やり方は、英単語の勉強とほぼ一緒ですが、
英熟語を暗記する時には、
いくつかコツがあります。
まず、最初のポイントです。
最初は和訳を言えるようになれば良い
私は、熟語の勉強を始めたばかりの頃、
次の2つができなければならないと考えていました。
(2)和訳から英文を書けるようになる
実際にやってみるとわかると思いますが、
(1)に比べ(2)はかなり大変です。
けれども、英語の入試問題のほとんどは、
英文の意味がわかれば解けるようになっています。
ですから、(1)の
「例文や熟語を見て和訳を言えるようにする」
を目標にして熟語は勉強してみましょう。
でも、和訳から英文を書けるようにしなくても大丈夫?
と心配な人がいるかもしれません。
大丈夫です。
これから、英熟語集を何度も繰り返して学習していきますし、
問題集や過去問で何度もその熟語は出てきます。
繰りかえして見ていくうちに、
英熟語集に出ている熟語の6~70パーセントは
知らないうちに書けるようになっているでしょう。
ちなみに、日本語から英文を書く力を要求されるのは、
文法語法問題や英作文です。
英熟語の和訳を言えるようにした後、
文法語法問題集や英作文の問題に取り組むことによって
残った3~40%の熟語も
書けるようになっていることでしょう。
ですから、最初の段階では
英文を読めるようになることを目標にしましょう。
そのためには、熟語を見て和訳が頭に浮かぶようにすることです。
次のポイントです。
意味がわからなければ覚えにくい
例えば、take part inという
英熟語を覚えるとしましょう。
テイクパートインA=?Aに参加する
と呪文のように唱えて覚えても良いのですが、
理由もないものを覚えるのは
結構大変です。
(呪文方式で覚えられるものは、
そうした方が時間が節約できます)
でも、「テイクパートイン」が
なぜ日本語訳で「Aに参加する」
となるのかを理解すると覚えやすくなります。
例えば、昔の私は
「take」と「part」という
単語の意味がわかりませんでした。
だから、「take」と「part」を
英和辞典で調べてみたのです。
すると、それぞれの単語は
次の意味であることがわかりました。
take=~に持っていく
part=部分
in=~の中に
これを直訳風につなぐと次のようになります。
「Aの中の一部分に持っていく」
まだまだわかりにくいですよね。
そこで、Aに具体的な何かを入れると
もう少しわかりやすくなります。
例えば、A=パーティとすると
「パーティの中の一部分に持っていく」
まだ不自然な日本語ですが、
これなら「(パーティーに)参加する」という
意味になりそうな気がしませんか?
こんな風に熟語を「自分なりに納得できる形」に
分解して理解すると格段に覚えやすくなるように思います。
なお、私は上記の勉強を行っていたところ、
次のオマケがついてきました。
(1)知らないうちに英作文が得意になっていた
私は、英作文の肝は、
日本語を直訳調の日本語に直すことにあると思います。
上記のように、
英文を直訳調の日本語に訓練をしていたおかげで、
特に勉強をしていなかった英作文が得意になっていました。
(2)初見の熟語でもかなり意味がわかる
おかげで、暗記しなければならない熟語がかなり減りました
以上です。
熟語がなかなか覚えられなくて困っている方
良かったら試してみて下さい。