今回は、私の辞書の引き方を紹介します。
英和辞典の引き方
まず、最初のポイントです。
記憶すべきこと・重要でないことを区別できるようにする
辞書には、自分にとって「重要なこと」と「重要でないこと」が
同じ色・同じ大きさの文字で書かれています。
何を覚えたら良いかわからないのでネックなのです。
だから、後で見た時に記憶すべきことと、
そうでないことを区別できるようにしなければなりません。
ではどうすれば良いか
私は、下の画像のように一度読んだ場所に
アンダーラインやマーカーで印をつけておきました。
こうすれば、前に調べたことがある単語だということがわかります。
前にも調べたということは、
自分にとって重要なものなので
その場で覚えてしまえば良いわけです。
ちなみに、私が使っていたラインの意味は次の通りです。
・見出し語の赤アンダーラインの本数=その単語を調べた回数
→thoughの下には5本あるので、5回調べたということになります。
・意味の下の赤アンダーラインの本数=その意味を調べた回数
→「節(・・・である)けれども、にもかかわらず」は2回調べてます。
・青アンダーライン
→自分が読んだ例文に引く
・黄マーカー
→アンダーライン以外で目立たせたい箇所に引く
こうすると、勉強が進むにつれて
アンダーラインが増えていきます。
次のポイントです。
次回調べる時に他のアンダーラインにも目を通す
そこにも目を通します。
このように、関連知識も繰りかえして目にすることで
記憶が定着していくのです。
成績を上げるには、しつこくやることがカギです。
発音してみる
英語の勉強は、言葉の勉強です。
だから、口から音を出してみることが大切です。
とはいっても、正確な読み方はわからないでしょう。
でも、はじめのうちはデタラメであっても良いのです。
記憶のとっかかりを作るには、
デタラメで良いので単語と例文は声に出してみることが大切です。
正確な発音を覚えて大丈夫なの?
と心配な人もいるかもしれません。
でも、単語の発音は、
【画像有】英単語の記憶のコツという記事で書いたように
単語帳を使った勉強をする時にきちんとやるので大丈夫です。
デタラメな発音でとりあえず覚えた後に、
CDやMP3音声を聞いた時、
「あぁ、この単語ってこんな風に発音するんだ!」と感じます。
この時に、強烈な印象を受けるので、記憶に残りやすくなります。
そして、その後は正しい発音で勉強すれば良いのです。
完璧主義で前に進めないという人は、
こんなスタンスで勉強すると良いかもしれませんね。
意味がわからなければ覚えられない
英単語記憶のコツという記事にも書きましたが、
意味がわからないものを暗記することはできません。
例えば、受験勉強を始めて間もない頃の自分なら、
冒頭の「副詞」や「形容詞」の意味がわかりませんでした。
例文中の「fever」や「shall」の意味がわかりません。
また、単語や例文の日本訳に
使用されてる言葉の意味がわからないこともありました。
こうしたものを
英和辞典や国語辞典を使って全て調べます。
そして、これが一番大切なのですが
その場で覚えていきます。
時間が経つと忘れてしまうかもしれませんが、
一度覚えたという状態を作ることが大切です。
ところで、何かを調べると、
そこに知らないことが書いてあって
そのことについて調べると、
また知らないことが書いてある
・・・と、エンドレスに調べなければならないと
心配になる人がいるかもしれません。
でも、成績が伸び悩んでいる人は
ここをおろそかにしているからではないかという気がします。
わからないことをそのままにせず理解すること
そして、それを覚えること
これを、面倒くさがらずに続けていくと成績が急上昇していきます。
最初のうちは、なかなか前に進めませんが
知識が増えてくると、調べる回数はどんどん減ってきます。
また、記憶のとっかかりとなる知識が増えていくので、
暗記するスピードがどんどん上がっていきます。
ちなみに、この記事の通りに使った辞書は
こんな風になってきます。
ボロボロに汚れてしまいましたが、
自分仕様にカスタマイズされた辞書は
最高の勉強の相棒です。
さぁ、辞書を徹底的に使って志望校に合格しましょう。