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ゼロからの日本史勉強法

私は高校を半年で中退しているので、高校で習うはずの日本史は全くやっていません。志望校の早稲田大学や有名私大はトップレベルの知識が必要ですし、入試まで数か月しかない。しかも、英語も国語も勉強しなければならなかったので、日本史には限られた時間しか使えませんでした。そんな私が、どうやって勉強したのか書こうと思います。

目次

勉強の流れ

まず、勉強全体の流れですが下記の通りです。

①「試験に出る箇所」を記憶する
②「試験に出る箇所」を記憶できたかのチェック
③通史の勉強(記憶した事柄が歴史の中でどんな位置づけにあるのかを押さえる)

特に重要なのは、①と②です。ちなみに「試験に出る箇所」は「過去問」と「問題集」をやればわかるようになります。

過去問は志望校の入試に出た問題なので、また出題される可能性があるのは何となくわかると思います。
では、なぜ問題集が重要なのかというと、問題集は「様々な大学の過去問から特に多く出題される箇所”だけ”を抜粋したもの」だからです。
問題集や過去問は、「ここが試験に出ます」と事前に教えてくれているありがたい存在だと言えます。

一方、教科書は「試験に出る箇所」も「試験にほとんど出ない箇所」も同じ強さで書かれているので、試験に出るところに集中した勉強ができません。

したがって、私のように「時間がないが、日本史の急激に点数を上げたい」という人は、
「問題集」や「過去問」を記憶することが中心に勉強をすることをオススメします。

実際、私の勉強法は、問題集を記憶するということがメインでした。

試験に出る箇所を記憶する方法

まず、勉強全体の流れですが下記の通りです。

①問題集・過去問に解答を書き込む
②解答を書いた問題集・過去問を読む
③覚えたかどうか確認する

過去問に解答を書き込む

まず、問題集に、赤いペンで答を書き込んでいきます。

①穴埋め式の問題:赤ボールペンで解答を書きむ
②選択肢問題
→正解の選択肢:赤の蛍光ペンでマーカーする。
→誤った選択肢:解説を読んで、赤いボールペンで正しい文章に書きなおす

解答を書き込んだ問題集を読む

答を書き込んだ、問題集を読んでいきます。
この時のポイントですが、「それが何を意味するのかわからないこと」は覚えられないということです。
わからない用語が出てきたら、その都度用語集で意味を調べていくようにしてください。
時間がかかり面倒に思えますが、意味を知っておけば記憶の定着率が格段に上がるので、結果的に時間の節約になります。

覚えたかどうか確認する

何度か問題集を読んでみて、「何となくわかった」という状態になったら、覚えたかどうか確認します。

この時、赤の透明下敷きを使います。
赤いペンで書いた文字に、赤の透明下敷きをかぶせると文字が見えなくなりますよね?

下敷きをかぶせて文字が見えなくなった状態で、問題を解いてみます。
答えがわからなかったら下敷きをずらして解答を見ます。

おそらく最初は、全然正解できないでしょう。
でも、「隠す⇔見る」を何度も繰り返すうちに、だんだんと正解率が上がっていきます。

この時のポイントも、「意味がわからない単語」が出てきたら、用語集で調べることです。
意味を知っておけば記憶の定着率が格段に上がるので、結果的に時間の節約になります。

このような手順で、3冊程度問題集を記憶します。
本当に知識が定着したかを確認するため、さらに用語問題集を1冊やればよいでしょう。

日本史の流れを勉強する方法

問題集を覚えていくだけで、おそらくかなりの力がつくはずです。

でも、「それがどんな順序で発生したのか」「それが他の事件や人物とどんな風に関連しているのか」など、他の知識とのつながりが十分にない状態にあると思います。
これを補うために、教科書やマンガなどを読んで大まかな流れを頭に入れていきます。

ちなみに、最初に問題集を記憶する勉強をしておけば、教科書やマンガを読む時に「どこが試験に出るのか」を意識しながら読むことができるので、メリハリをつけて読むことができます。

オススメ参考書

・教科書(山川出版社)
石川日本史B講義の実況中継(1) (2) (3) (4) (5)
菅野の日本史B講義録(原始) (中世) (近世) (近代現代)
・マンガ 少年少女日本の歴史(※)や大学受験頻出555日本史B同近・現代日本史、 同テーマ別日本史
※小中学生向けの本ですが、大学受験レベルのことも書かれてます。図書館とかよく見かけるので息抜きに読んでみてはいかがでしょう。

読み方

勉強を単調にしないように下記のように色々なパターンで読みました。

・今、問題集を記憶した範囲を読む
・教科書だけを全時代通して読む
・参考書だけを通して読む
・マンガだけを通して読む
・マンガで室町時代をよんだら、教科書や参考書も室町時代を読む

目標

・大まかな流れを押えること
・用語のうろおぼえすること

私は、教科書を読む時は「歴史の流れ」や「他の事項との関連」を掴むことを目的としていため、用語の記憶にはこだわっていませんでした。
気になる単語があったときは用語集で調べたりしていましたが、用語の暗記は問題集の勉強でやっていました。

注意点

完璧主義にならないようにしましょう

教科書を読みながら細かい用語や年号の暗記をしようとするとなかなか先に進めません。挫折を防ぐために、フーンそうなんだと眺めたり音読するくらいが良いかもしれません。もちろん、覚えるつもりはないのに記憶しまうのはOKです。

原始時代ばかり勉強しないようにしましょう

どんどん先に進みましょう。入試には明治時代以降の内容が多く出題されます。
古い時代ばかり勉強していると、勉強に割いた時間が得点に結びつかないという残念なことになります。
たとえ、理解が不十分だと感じでもどんどん先に進んでいきましょう。

最初はアンダーラインや書き込みをしないこと

ゼロから勉強をする場合は、どこが試験にでるのか判断できません。このため、何もかもが重要に思え、アンダーラインだらけになってしまうかもしれません。
そうなると。後で勉強する時に何が重要なのかわからなくて困ることになります。
アンダーラインやマーカーをしたいのなら、問題集の記憶がかなり進んでから行うことをオススメします。

何度も繰り返して読みましょう

1回や2回しか教科書を読んでいないのに、「自分は日本史が苦手だ」という人がいますが
私は、入試までに教科書は20回位、実況中継は5回、マンガは2回通読しました。
これくらい読めば、覚えようとしなくてもどんどん知識が頭に入ってきます。

教科書を20回というと大変だと思うかもしれませんが、1日150ページずつ位読めば、2~3日で読めます。
実況中継に至っては本の見た目が厚いだけで、もっと早く読めるはずです。

初めから、暗記してやろうと力まずに、気楽な気持ちでやりましょう。
特にマンガなどは息抜きとして読むことがコツです。

最後に:日本史マニアにならないように注意してください

日本史の勉強法の記事で、こんなことを書くのも変かもしれませんが、日本史ばかりやらないように注意してください。

英語や国語や苦手な受験生の中には、「自分は日本史で勝負するんだ」と、日本史の勉強ばかりやっている人がいます。

けれども、入試は全科目の合計点で決まるので、日本史で満点をとっても他が悪ければ合格することができません。
だから、英語や国語など時間のかかる科目に多く勉強時間を割くようにしてください。

日本史を偏差値70から75にアップさせるよりも、英語を偏差値40から55にアップさせた方が、総合得点は上がりますしね。
英語・数学・国語など学力アップに時間のかかる教科に、できるだけ多くの時間を使いましょう。

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