大学受験勉強法

ゼロからの英語勉強法

私が、受験勉強を通して一番苦労した科目が英語です。
高校英語の知識がゼロであった上、数年間のブランクがあったからです。

最初は、高校英語の知識がゼロでした

合格体験記にも書きましたが、私は高校を半年で中退した上、
高校時代の英語の成績はどん底でした。

ですから、高校レベルの勉強はゼロから始める必要があったのです。

当時の私がどれだけ知識がなかったかというと、
まず「第5文型」を知りませんでした。

高校にろくに行かないままやめてしまったので、
中学までの知識しかなかったからです。

また、「副詞」という言葉は知っていましたが、
それが何を意味するのかを知りませんでした。

もちろん単語や熟語も全然知らなかったので、
「important=重要な」なんていう単語もいちいち辞書で調べてました。

一文訳すのに何度も辞書を引かなければならなかったので
当時使っていた英和辞典は、
すぐにボロボロになったことを覚えています。
→関連記事:英和辞典の引き方

こんなに英語のできなかった私が、得意科目にすることができたのです。
最終的に、9ヶ月で偏差値が30台から70台へアップし、40近く伸びました。

ですから、英語が苦手だという普通の受験生はもちろん、
ゼロから勉強を始めるという人も努力をすれば何とかなります。

「できるかどうか?」ではなく「自分は絶対できると”決めつけて”やる」だけです。

でも、読者の方の中には、かつての私のように「最初は何をしたら良いか」わからなくて困っていらっしゃる人も多くいるでしょう。

勉強法は、人それぞれだと思いますが、
一つのやり方として参考にしてもらえると嬉しいです。

英語は、まず「英文を読むための文法」(文法問題を解くための勉強と区別してます。)と
「最低限の語彙」を覚える勉強が必要です。

最初は、この2つを押さえていきましょう。

それぞれの勉強法は下記の通りです。

英文を読むための英文法の身につけ方

英語は、単語だけをやっていても点数をとれるようにはなりません。
なぜなら、単語の意味をつなぎあわせただけでは英文を正しく理解できないからです。
だから、英語は最初に文法を勉強する必要があります。
私は 「文法的な説明ができなくても英文の意味がわかれば良いだろう」という
方針で以下のような方法をとりました。

(1)使用参考書:高1~高2用の文法書

総合英語」と名の付く参考書がオススメです。(フォレストが有名です)
もし、高校で使っている本があればそれを使いましょう。

また、中学レベルの文法知識があやふやな場合は、中学生用の本を1冊やった方が良いです。
私の現在のオススメは「くもんの中学英文法」です。

(2)目標:英文を見て日本語訳が言えるようになる

繰り返し回数を多くするのがポイント

英語に慣れるために、同じ参考書をとにかく繰り返す勉強をしていきいます。
2~3回しか繰り返していないうちは、日本語訳が言えない英文ばかりだと思いますが、回を重ねるごとに「この英文見たことがある」という例文が増えていくと思います。
おそらく、10回近く繰り返せば、どんどん日本語訳が言えるようになると思います。
それでも、ダメなときは繰り返す回数をもっと増やすだけです。

ゼロから勉強を始める時は、「質」より「量」だと覚えておきましょう。

ゴールはどこか?

この勉強をいつまで続けていくかですが、例文の8割くらいの日本語訳が言えるようになればこの本は卒業です。
英文解釈や長文読解等の勉強に移りましょう。
そして、英文解釈や長文を勉強している時によく理解できないところが出てきたら、この本を文法辞典的に使うと良いと思います。
そうすれば、残りの2割も気がつけばマスターしています。

では、勉強を具体的にどのように進めていくのかを書いていきます。

(3)参考書の使い方

1回目:解説を読みながら例文を和訳→英文の順に読む

「この英文はこんな意味なんだ、ふーん」って感じで眺めたり、ノートに英文を書いていきます。声に出して読んだり、手で英文を書いたり「体を使って」勉強すると、頭に残りやすくなります。

この時、いくつかコツがあるので、紹介します。

覚えようという気持ちは必要ですが、完璧主義はいけません。

完璧にやろうという心構えは大切ですが、最初からうまくできるはずがありません。だから、「完璧にやろう」という気持ちを持ちつつ、「何度も繰り返していくうちに覚えよう」とゆったり構えて勉強して下さい。

解説は、理解できなくても読むこと。

最初は、解説を理解できなくて当たり前です。よくわからなくても、読んでいきましょう。どうしても、頭に入ってこないと感じる時は、解説の日本語も音読すると良いでしょう。しつこいくらいに、繰り返していくうちに、知っている用語もだんだん覚えていき、理解できるようになります。

知らない単語は全て単語集と辞書で調べる

簡単そうな単語、例えば「at」「of」「go」とか、「知ってるつもりで曖昧な単語」や、「こんな単語を辞書を引くなんてかっこ悪いなぁと感じる単語」も意味がわからなければ全部調べましょう。

成績が上がらないのは、それを知らないからです。面倒くさがらずに、知識の穴を埋めていくと成績がどんどん上がっていきます。

自分流の和訳を作る

単語を全部調べた後に、自分流の直訳を紙に書きます。

おそらく最初は、メチャクチャな日本語訳になるでしょう。でも、「自分で書いた直訳調の日本語」と「参考書のこなれた日本語訳」を比較するようにすれば、英文がなぜそんな意味になるのかが次第に理解できるようになってきます。

英語が得意になれば、紙に書かずにやっても良いですが、「わかったつもり」「できたつもり」になることを避けるため、最初のうちは必ず紙に書くことをオススメします。

調べた単語の意味は、参考書の欄外に書き込んでおく

次の画像のように意味を書き出しておけば2回目以降の勉強が楽になります。
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2回目:英文を読んで意味がわからない例文に×印をつける。

意味がとれた英文は、特に何もしなくてもOKです。
意味がとれなかった英文には3回目以降「ここができなかった」とわかるように「×」印を入れておきましょう。

この時も、いくつかコツがあります。

自分なりになぜその意味になるのかを考える

参考書の解説を読んだり、欄外に自分で書き込んだ単語の意味を見ながら、自分なりになぜそんな意味になるのか考えてみましょう。

完璧主義にならないように注意

解説を読んでもわからないことがあると思いますが、現時点ではあやふやなままで結構です。

勉強を始めたばかりのあなたは、わからなくて当然なのです。
わからないから「自分はダメなんだ」と考えてはいけません。
挫折して勉強をやめてしまったら、元も子もありません。

「自分は、勉強を始めたばかりだから、今はよくわからない。でも何度も繰り返すうちにきっと理解できるようになるはずだ。だから大丈夫」という気持ちで勉強しましょう。

ただし、いい加減な気持ちでやるのではなく、「理解しよう」という強い意志を持ってやることが大切です。
勉強は、どんな気持ちでやるのかが大切なので、自分がどんな気持ちで机に向かっているのか、時々確認すると良いかもしれせません。

3回目以降:×印のついた例文のみ2回目の作業を繰り返す。

2回目のやり方と同じです。
その本を、1回勉強するためにかかる時間をストップウォッチで測ってメモしておくと、
回を重ねる度に劇的にスピードが上がるのがわかるので、やる気がアップします。

(4)ポイント・完璧主義にならないこと

これまで、何度か強調してきましたが、完璧主義にならないようにしてください。

完璧になろうとするといつまでも先に進まない

完璧にしようとするあまり、いつまでも先に進まない人がをしばしば見ます。
例えば、歴史科目で原始時代にはめっぽう強いのに、近現代はサッパリというような人です

試験は、その科目全体から出題されますし、勉強の後半で出てくることばかりが試験に出ることが多いです。
それに、全体像を把握してはじめて理解できることもしばしばあります。

だから、どうしても理解できない箇所があったら、とりあえず前へ進みましょう。
時間を節約するためにも、わからないことは「あやふやなまま寝かせておく」ことも時には必要です。

完璧になろうとして挫折する

誰でも最初はできなくて当たり前です。
なのに、「ああ、どうして自分はこんなことができないんだろう」と思いつつ完璧を目指すときっと心が折れます。
挫折して勉強自体をしなくなってしまったら本末転倒です。

勉強をやらないよりは、いい加減な気持ちでやった方がまだマシです。
ですから、自分は完璧主義の人だと心当たりのある人は、力を抜いてどんどん先へと進んでいくことを意識しましょう。

入試では英文の意味がわかれば得点できます。

「ここの関係代名詞がここにかかって、副詞節がどうたらこうたら」と文法的に解説せよ、というような問題は出ません。
文法書を読むと何やらややこしい漢字の文法用語が出てきますが、そうしたものにとらわれず、
「英文の日本語訳が何となくわかればいいんだ」くらいの気楽な気持ちで勉強すると良いでしょう。

一度で全部やるのではなくとにかく回数を繰り返すこと。

さきほど「10回以上繰り返す」と書いたので、「そんなこと自分にできるのだろうか」と面食らった人がいるかもしれません。
非常に時間がかかるように思えますが、回を重ねるごとに必要な時間が減っていきます。
辞書で意味を調べたりする必要のある1回目は、何時間もかかるかもしれませんが、
最終的には1冊チェックするのに、その何分の一の時間でできるようになるでしょう。

実際は想像以上に少ない時間できるので、構えすぎないようにして下さい。
なお、この考え方は全科目に共通です。

(5)文法問題について

 文法問題を解くための勉強は、上記の勉強とは別に必要です。
 文法問題対策については別の機会に書きますのでお待ち下さい。。

最低限の単語力の身に付け方

ゼロから勉強する人は、語彙力が全くないと思います。
でも、語彙力がないと一文を訳すのに
何度も辞書をひかなければならないため非効率です。

そこで早い時期に、易しめの単語集や熟語集マスターしておきましょう。
その後の受験勉強を効率的に行うことができます。

オススメの参考書

私が最初におすすめするのは、
新版・合格英単語600」と「新版・合格英熟語300」です。

語彙力不足の人は、本書を覚えるだけで相当力がつきます。
(本書には、まるでこの本だけで東大に合格するようなことが書かれていますが、
難関大に合格するにはもっと高い語彙力必要なので注意して下さい。)

中学レベルの単語があやしい人は、
先に中学の単語集を先に勉強すると良いでしょう。

単語・熟語の勉強法

なお、語彙を増やす具体的な勉強法は次のページに書きました。
良かったら参考にして下さい。
英単語の暗記方法
英単語記憶のコツ
英熟語の覚え方

最後に

私は独学で基礎を固めましたが、
独学を推奨しているわけではありません。
家庭教師や個別指導塾等使えるものは何でも利用しましょう。
独学で手も足も出ないという人はこれらを積極的に使うべきだと思います。
目標は大学合格なので、使えるものはなんでも活用しましょう。